いぬいの方角

出来事について、趣味について、思ったことについて

人は危機感で動くけどそれを維持するのは超大変

今日会社の他部署の5年目の子が12月をもって退職することを知った。

どうやら資格試験に受かって就職も決まったらしい。

毎日朝早くから起きて勉強して、会社で仕事して、飲み会とかは断ってまた夜勉強してという生活を数年続けていたそう。

こういうのを聞くと非常に尊敬するとともに、危機感を覚える。

自分より若いやつが数年間目標に向けて頑張って、それを達成しているという事実に。

そして思った。

「このままではあかん」と。

今の状態で安穏としてたら、ダメなやつになってしまうと。

 

この時点でのこの思考は完全に焦りだけなんだけど、こう思うということは常に今の環境、自分の状態、周りの状態、もろもろに不安を感じているということ。

しかし、その不安の正体が分からない状態(あるいは見て見ぬふりをしてきた状態)で、自分と同じ環境にいたと思っていた人間が離れていく、しかもそれが自分より若い人間、というのを目の当たりにすると焦りが増幅される。

 

そう思って、会社の帰りに取るだけ取ってやってなかったmikanという英単語アプリをひたすらやった。150単語程度。

で、あかんと思って帰って風呂入って飯食って、満腹になったらそんな危機感はどこへやら。こんな記事を書いているくらいだから多少はあるけれど、でもこうやって言葉にすることで自分の中から吐き出して、リアルな焦りは露と消えていくのだろう。4時間程度で消える危機感ってなんだ。危機感と言えるのかそれは。

 

今思えばこういう危機感は自分の会社で年次の近い人が辞めるたびに感じてきたこと。大学のときの友人が転職したとか聞いても同じことを感じた。

理由はどうあれ、変化を選んだというように見える。

自分は今の環境を選んだ、ということ。

 

それだけ感じる機会はたくさんあった。そのたびに危機感を消してきたと思う。

それが癖づいてしまっているのかもしれない。

いつまでも新鮮な危機感を忘れませんように。