いぬいの方角

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異業種交流会的なものに行ってみた

先日の話。

異業種交流会的なパーティーに行ってきました。

的な~と言っているのは、ちゃんとした名前があってとかどういう目的でやります、みたいな事前情報があまりわからなかったからです。

 

事前情報もないのになぜそんな会に行ったの?って話ですが、簡単に言うと人に誘われたからですね。もともと自分が行ってる集まりにその人が来て、その人と一度ご飯食って、どうですか?って誘われてとりあえず行ってみたって感じ。

内容は平日仕事終わり、2500円で1時間半ほど。

駅で待ち合わせでお店までの間にどういうスタンスで参加すればいいのかわからなかったので、どういう会なのかその人に聞いてみたところ、どうやらみんなのカリスマ(以下:カリスマと呼びます)がいるらしく、その人にみなアドバイス(大体仕事)を求めて来るらしい。

私としてはこれを聞いて「大丈夫か?」なんて思ったもんですが、まぁ行ってみたらわかるかと思い、普通にその人と仕事についておしゃべりして会場へ向かったのでした。

 

着いた先はイタリアンのレストラン。立食パーティーと聞いていて、せいぜい20人くらいかなーと思ってたら、会場広いわ、人数多いわ、最終的には70人くらい集まってた。

始まる前に色々紹介されながら話を聞いてくと、どうやらみんな1~3年くらいはこの会に出席しているとのこと。かなり長くやってる会らしい。出席者の大半はどうやら会社勤めみたい。男女比で4:6くらい。

ぺちゃくちゃ喋ってると会が始まった。幹事の簡単な挨拶も終えて、飲み食いしながらあちこちで自己紹介から始まり、仕事に対するスタンスや、カリスマ及び準カリスマ的存在の人たちを取り囲みアドバイスを求めている光景があちこちで見られた。

 

自分も紹介された人と話していて、とりあえずは自己紹介を交えて話しているとみんながこの会に来だした理由が会社と家の往復ばっかりで毎日がつまらないと思っていたところ、クチコミでこの会に来たとのこと。10人くらい話したけどほぼそんなんやった。で、話しているといつのまにかこっちが聞いてもいないのに、カリスマのすげー人よ的話にスライドする。

「自分にアドバイスしても何の得にもならないのに的確なアドバイスをくれるのよ」とか「あんな経歴持っている人は周りにいなくて、いろんな角度から意見をくれて、さらにそれが的を射ている」とか、こっちがカリスマに興味あるかどうかはお構いなし。嬉しそうにカリスマに語る姿を見て、徐々に居心地の悪さを感じ出す。

しかもこういうところには何人かは必ずいるけど、幹部候補生的な存在がいる。

カリスマ以外に1人紹介されたけど、その人もカリスマ同様取り囲まれてアドバイスをしてた。この幹部候補生を準カリスマAとして、誘ってくれた人も準カリスマAのことを褒めちぎる。そして何か話でも聞いてみたら、と進めてくる。

カリスマにしてもそう、カリスマに話を相談してみたらと進めてくるけど、そもそも知らない人にいきなり深刻なアドバイスを求めるほど私は単純じゃござんせんよ。

 

ほとんどの人はどうやらカリスマ教なるものにでも入団しているんじゃないかと思えるほど、カリスマを褒めちぎるからもう気持ち悪いわ居心地悪いわで後半はメシばっか食ってた。だって面白くなかったし…。

みんな知らない人にそんなアドバイスを求めるほど切羽詰まってるのかと思ったし、アドバイスしてるカリスマもカリスマで、アドバイスしてる自分が大好きなんやろなと思った。メリットがないなら、単純にそんなことしてる自分が好きってんじゃないとせんよね。

 

でまぁ、カリスマに質問しなよ的なことを何度も言われて近づいたんやけど特に知らない人にするほどの悩みもなかったし、知らんやからこそ尚更相談なんてしたくないしでカリスマには何も聞かずに帰りました。

心酔してる人らにいろいろ問いただしたかった聞きたかったけど、下手なこと言うと袋叩きにされることは目に見えてたので、全て笑ってやり過ごしました。

 

異業種交流会はしばらくいいわ。