いぬいの方角

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理想の上司

自分の中にはこれぞ理想の上司ってのがある。

それはTOKYO FM系列で日曜日17:00~の「あ、安部礼司」というラジオドラマに出てくるキャラクターだ。

 

まずは「あ、安部礼司」の説明。HPの文章を引用すると

この物語は、ごくごく普通であくまで平均的な41歳の安部礼司がトレンドの荒波に揉まれる姿と、それでも前向きに生きる姿を描いた勇気と成長のコメディである。

日曜の黄昏時、若さと渋さの間で揺れる昭和生まれのアナタに送る『鼻歌みたいな応援歌』を、ツボな選曲とともにお楽しみ下さい!

 という、大日本ジェネラルという会社の開発グループを舞台に様々なトレンドを題材に扱ったサラリーマンコメディ。ターゲットはR35。流れる曲は80~90年代。旬の話題と同時に昔の曲も流れてお気に入りのラジオ番組。

 

理想の上司というのはこの開発グループの部長、大場嘉門(53歳)のこと。

この部長、ちょいわるで趣味が官能小説を描くことなんて設定のなかなかに遊んでるオヤジさんやけど、めちゃくちゃ部下のことを考えている上司。

 

まずは俺の思う理想の上司像っての書いてみる。

  1. 部下が会社に来たくないと思わせないようにすることができる。
  2. 部下の仕事に対するモチベーションを上げることができる。
  3. 責任を取ることができる。

とりあえず簡単に3つ並べてみた。

多分ちゃんと考えればもっといっぱい出てくると思うけど、大まかに言うとこの3つかなと思う。

まず、1。これは仕事がしんどくて来たくないとかじゃなくて、上司と口が聞くのが嫌だから来たくないとか、そういう直接の仕事とは外の部分で来たくないと思わせないようにするってこと。これ、大前提じゃないかと思うのだが。

職場の人たちを好きになれとは言わんけど、嫌いになったらもう仕事場行きたくなくなるでしょ。嫌いな人が上司で決定権とか持ってたら、その人と話すこと避けられんでしょ。そういう状況ゴロゴロあるやろし、そんなん当たり前って言えばそうかもしれんけど、これを思わない職場ってだけで仕事に対するモチベーションは全然違う。

 

次に2.これは例えば上司が仕事全部囲ってしまって部下にやらせなかったり、部下の仕事を取り上げたりってこと。親が子供にまだできないでしょって言って、やってたことを取り上げるのと似ている。後でフォローがあるならいいけど、これやりっぱなしだと部下のモチベーションは急速に下がる。「俺、いらんやん」みたいに思う。

 

最後に3.これこそが上司の仕事ってマネジメント経験のない今の自分は思うんやけどどうなんやろ。責任取らずに逃げられたらかなわんよね。でもそんな上司もきっといっぱいいるんやろう。書類にハンコの欄めっちゃあって、あれは何かあれば自分が責任取りますよって意思表示やのに、それを示す人が全然いない。むしろハンコ押すだけ責任の所在が曖昧になって一番下っ端の作成者のせいにされたり。

あと口で責任取るのも上司の仕事って言う人がいるけど、それを言う前にちゃんと部下との信頼関係(少なくとも日常会話が普通にできる)を作っとかんと全然説得力ない。普段の会話もできひんのに、いざってときに頼れるわけない。

 

というわけで、マネジメント経験もない、万年下っ端クソサラリーマンの戯言やけどどうやろう?読む人はおめーが甘えてんだよ、なんて思うかもしれんけどもし自分が上司になったら(なれたら)、気をつけたいところだなーと思うところでした。